

ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』:①旧来の価値の転倒
読みましたが、難解すぎてよく分かりませんでした。確かに素晴らしいことを言っている感じは受けるのですが、「結局何が言いたいのさ?」って感じです。 今回は感想程度の記事となってしまいますが(毎回か笑)、ご勘弁を。ぼくにはハイテクスト過ぎました。...


橋爪紳也『瀬戸内海モダニズム周遊』:観光案内文学の表現力
夏休みに瀬戸内海旅行を予定しているので、その予習のために買ってみました。内容は、「瀬戸内海」がいかにして観光資源となったのかを、当時の資料をふんだんに用いて説明しています。 様々な資料が用いられますが、当時のガイドブックやパンフレットが多いです。特にそれらの地図の部分。瀬戸...


内田百閒『第一阿呆列車』の日本的文体
内田百閒の作品を初めて読みました。洒脱な文体が読んでいてとても心地良い。解説で伊藤整が「漱石のユーモア文学の発展としての百閒の文学というものをここで説いたりすることは」云々と書いてますが、確かに漱石文学のユーモアをさらに磨いたような笑える作品でした。...