ジョン・レノン『imagine』:国家という擬制
かなり、不穏な世の中になってしまいましたね。ガザでは民間人がたくさん殺され、ウクライナではマレーシア航空機がミサイルで撃墜されました。こんなキナ臭い世の中で、目を背けたいことばかりですが、そういう現実から逃げ回ってばかりもいられない気がします。政府は武器輸出を解禁し、経団連...


『闇金ウシジマくん』:「labor」と「work」について
ウシジマくんを読みましたです。はじめは、ウシジマくんの仕事内容メインで描かれていますが、途中から、闇金に手を出す人に焦点を当てて描かれることになるので、あまりウシジマくんが登場しなくなります。闇金に手を出す人は、この物語ではだいたい4種類にまとめられます。...


『トラック野郎⑤度胸一番星』:それぞれの望郷
トラック野郎シリーズを観ました。ただの昭和の馬鹿映画だと侮っていたら、 なんと奥深いことか!目から鱗が落ちた様な気分です。 カーアクションあり、ラブコメあり、喧嘩あり、下ネタあり。そしてちょっぴり社会的な問題が隠れていたりします。むむむ、昔の馬鹿映画は侮れない。...


ヒッチコック『サイコ』:「統一された人格」という幻想
こんにちは。サスペンスの巨匠・ヒッチコックの代表作・サイコを見ました。ヒッチコック作品では、以前に「レベッカ」を観ており、それもストーリーが秀逸でした。 昔の映画は今と違って、一人の人物の長い独白だとか、同じ画がずっと続くことが多いので、ところどころ眠くなってしまいました。...